京急金沢八景駅西側の茅葺きの建物はもと円通寺の客殿でした。
その裏山に東照宮が祀られていて、円通寺はその別当職でした。
明治時代の初めに円通寺は廃寺となり、東照宮は瀬戸神社に合祀されました。
御伊勢山はかつて伊勢神宮が祀られていたところからこう呼ばれるようになりました。
権現山とその西の御伊勢山の樹叢林は、横浜市の天然記念物に指定されていて、秋の紅葉は見事です。
最寄駅 | 京急線「金沢八景駅」より徒歩10分 環状4号線沿いの上行寺東遺跡郡横の坂道から入る |
瀬戸神社
瀬戸神社には、鎌倉時代から伝わる多数の文化財が保存されています。なかでも源実朝が使用し、母の北条政子が奉納したといわれる舞楽面二面(抜頭面と陵王面)が平成12年、国の重要文化財に指定されたことが特筆されます。
境内には、東照宮から移設された石灯篭一対、謡曲「放下僧」の仇討ちの現場が当神社の境内であったとの解説板、延宝8年(1680)の大暴風で倒れた蛇柏槙(じゃびゃくしん)などがあります。
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琵琶島神社
治承4年、源頼朝が三島明神を勧請して瀬戸神社を創建した時に、夫人の北条政子が夫にならって、日頃信仰する琵琶湖の竹生島弁財天を勧請して、瀬戸神社の海中に島を築いて創建したと伝えられています。
祭神は立ち姿なので「立身弁財天」、また、島の形が琵琶に似ているので「琵琶島弁財天」とも呼ばれています。
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