上行寺の東側の山一帯は引越(ひっこし)の地名で呼ばれています。
昭和59年秋、ここから中世のやぐらの大群集が発見されました。
引越のやぐら群とも呼ばれています。
高さ30メートルの丘陵に上段、中段の二つの平場と下部崖面から構成されていて、43のやぐら、6基の建物跡、400ヶの五輪塔、200体にのぼる人骨が出土しました。
やぐらは主に鎌倉時代に使われ、室町時代まで墓地として利用されていたことがうかがえます。
念仏堂と思われる建物や、池と一体となったやぐら群は類例のないものです。
やぐらの岸壁に刻みだされた阿弥陀如来の背後は西方を向いていて、彼岸の日に来迎を拝む意味があったと思われます。
現在の遺跡は復元したものです。
住所 | 神奈川県横浜市金沢区六浦2丁目2-12 |
最寄駅 | 京急線「金沢八景駅」より徒歩10分 |
上行寺
日荷上人が称名寺の和尚と仁王像を賭けて囲碁に勝った話や、日蓮上人の船中問答の話など、歴史的逸話が伝えられています。
境内には、日荷上人が植えられたという樹齢600年もの榧の木や、日荷上人の墓、牛馬六畜供養塔、船つぎの松などがあります。
・・・詳細;上行寺
金龍禅院
昇天山の山号は昔、この寺で硯の中から龍が昇天したからと伝えられています。
開山の元圭は建長寺47代住職で、近くの米倉陣屋の場所にあった能仁寺(のうにんじ)(廃寺)の開山でもありました。
・・・詳細;金龍禅院