六浦山(ろっぽざん) 上行寺(じょうぎょうじ) (日蓮宗)
はじめは真言宗で、金勝寺といいました。
日蓮宗に改めたのは、中山法華経寺第三世日祐上人でした。
日荷上人はもと六浦平次郎といい、回船問屋を営み、六浦湊を支配する財力豊かな商人でしたが、日祐上人に帰依し、出家して六浦妙法とか日荷上人と呼ばれました。
日荷上人が称名寺の和尚と仁王像を賭けて囲碁に勝った話や、日蓮上人の船中問答の話など、歴史的逸話が伝えられています。
境内には、日荷上人が植えられたという樹齢600年もの榧の木や、日荷上人の墓、牛馬六畜供養塔、船つぎの松などがあります。
本尊:日蓮上人尊像(にちれんしょうにんそんぞう)
創建:鎌倉末期~室町時代
開基:日荷上人(にっかしょうにん)
開山:日祐上人(にちゆうしょうにん)
住所 | 〒236-0031 神奈川県横浜市金沢区六浦2丁目2-12 |
電話番号 | 045-782-5940 |
最寄駅 | 京急線「金沢八景駅」より徒歩10分 |
上行寺東遺跡
昭和59年秋、ここから中世のやぐらの大群集が発見されました。引越のやぐら群とも呼ばれています。
高さ30メートルの丘陵に上段、中段の二つの平場と下部崖面から構成されていて、43のやぐら、6基の建物跡、400ヶの五輪塔、200体にのぼる人骨が出土しました。
やぐらは主に鎌倉時代に使われ、室町時代まで墓地として利用されていたことがうかがえます。
・・・詳細;上行寺東遺跡
金龍禅院
昇天山の山号は昔、この寺で硯の中から龍が昇天したからと伝えられています。
開山の元圭は建長寺47代住職で、近くの米倉陣屋の場所にあった能仁寺(のうにんじ)(廃寺)の開山でもありました。
本堂の後ろには「飛石」と呼ばれる石があります。
・・・詳細;金龍禅院