白山社
白山道を奥に歩いて行くと右側にある、古めかしい二十数段の石段を上がると、崖をくり抜いた、やぐらの中に古社が祀られています。
ここに「鎮守白山妙理大権現」の石柱があります。
これが白山社で「白山権現社」と呼ばれています。
祭神は白山咩(しらやまひめ)、別名「菊理媛神(くくりひめかみ)」です。
ここの白山社の中央の扉をあけると、昆沙門天らしき像、右側には衣冠束帯の尊像、左側には自然石が安置されています。
昔はこの近辺から金糞(かなくそ)(鉄を精錬するときに出るカス)が出土していたことから、おそらくこの付近に鍛冶屋たちが住んでいて、白山社を建立し、精神的な支えとしたものと思われます。
全国に散在する約2700社の白山社の総本社は、石川県白山市にあり、熊野権現と並んで全国的に普及しました。
住所 | 〒236-0045 神奈川県横浜市金沢区釜利谷南2-44 東光禅寺に向かい、左へ旧白山道を500メートルほど進み、 釜利谷南2丁目44番24号の民家脇の十数段の石段を登る |
最寄駅 | 京急線「金沢文庫駅」西口よりバス 「白山道」下車徒歩20分 |
白山道奥磨崖仏
白山道の右側奥の崖の中腹に、よく見ると大きな仏像の顔が掘り込まれています。
このように岩面や洞窟内の壁面に仏像を刻みつけたものを磨崖仏と呼んでいます。
・・・詳細;白山道奥磨崖仏
東光禅寺
東光禅寺はもと鎌倉薬師ヶ谷(現鎌倉宮辺り)にあって、医王山東光寺と称しました。
畠山重忠の開基により、弘安5年(1282)建長寺第六世大興禅師を講じ開山したと寺伝にあります。
また、旧位置から応仁年間(1467~69)に釜利谷郷に移建したと伝えられています。
・・・詳細;東光禅寺