横浜金沢は、鎌倉幕府を創設した源頼朝やその妻北条政子ゆかりの神社等の史跡があり、また幕府隣接の港町・六浦湊として栄えた地でもありました。
鎌倉殿の13人の一人である和田義盛の三男・朝夷奈三郎義秀が一晩で切り開いたという伝説から名がついた朝夷奈切通により、江戸の内海や北からの物資は六浦から鎌倉に輸送しやすくなりました。
令和4年1月より放送の、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のゆかりの地を多く有する横浜金沢。
是非、鎌倉時代やドラマの世界観を感じるスポットをめぐってみませんか!
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源頼朝のゆかりの地
瀬戸神社
元来、この地は入海の瀬戸(狭い海峡)で干満時に急流となり、海上交通の難所であったため、5~6世紀の頃から海神を祀っていたようです。この霊地に源頼朝が挙兵に際して戦勝を祈願して、伊豆三島明神を勧請したのが瀬戸神社の始まりです。鎌倉時代から伝わる多数の文化財が保存されており、なかでも源実朝が使用し、母の北条政子が奉納したといわれる舞楽面二面(抜頭面と陵王面)が平成12年、国の重要文化財に指定されたことが特筆されます。
アクセス:横浜市金沢区瀬戸18-14
京急・シーサイドライン「金沢八景駅」より徒歩2分
・・・詳細:瀬戸神社
富岡八幡宮
建久2年(1191)源頼朝が、鎌倉の鬼門にあたる富岡に鬼門除けとして造営し、摂津西宮神社の蛭子尊の分霊を勧請したのが始まりとされています。鶴岡八幡宮と同じ頃の創立の古社です。
800年以上の伝統をもつ「祇園舟」(市無形民俗文化財)の神事が毎年7月に行われます。
アクセス:横浜市金沢区富岡東4-5-41
京急「京急富岡駅」より徒歩8分 シーサイドライン「並木北駅」より徒歩10分
・・・詳細:富岡八幡宮
龍華寺
源頼朝が瀬戸神社を建立した後、文覚上人と共に瀬戸神社の別当寺として六浦山中に建てた「蔵福寺(のち浄願寺と改名)」が始まりといわれています。牡丹などの華の寺としても知られています。
アクセス:横浜市金沢区洲崎町9-31
京急・シーサイドライン「金沢八景駅」より徒歩7分
・・・詳細:龍華寺
北条政子のゆかりの地
琵琶島神社
治承4年、源頼朝が三島明神を勧請して瀬戸神社を創建した時に、夫人の北条政子が夫にならって、日頃信仰する琵琶湖の竹生島弁財天を勧請して、瀬戸神社の海中に島を築いて創建したと伝えられています。祭神は立ち姿なので「立身弁財天」または島の形が琵琶に似ていることから「琵琶島弁財天」とも呼ばれています。
アクセス:横浜市金沢区瀬戸2
京急・シーサイドライン「金沢八景駅」より徒歩3分
・・・詳細:琵琶島神社
源範頼のゆかりの地
三療山医王院 薬王寺
源頼朝の弟・三河守源範頼は、伊豆修禅寺にて梶原景時に攻められ自刃しました。
源範頼の別邸の地、瀬ケ崎に範頼の霊を弔うために建立された真言宗の寺で、薬師寺と称し、衰えましたが再興され、その後三療山薬王寺となり現在にいたります。
本尊の薬師如来は、源範頼の念持仏といわれています。
鎌倉時代末期の聖観音菩薩像、金剛界・(こんごうかい)胎蔵界曼陀羅(たいぞうかいまんだら)等の昔からの法具が伝わっています。
源範頼の位牌を祀り、毎年8月24日の命日には「三河忌」として追善供養を行っています。朝晩の6時に鐘をつき、時を知らせるお寺としても有名です。
アクセス:横浜市金沢区寺前2-23-52
京急「金沢文庫駅」より徒歩15分 シーサイドライン「海の公園南口駅」より徒歩5分
・・・詳細:三療山医王院 薬王寺
太寧寺
当寺の前身は、源範頼により瀬ヶ崎に創建された真言宗の薬師寺といわれています。
この薬師寺は、寺前に移転し現在の薬王寺となり、当初の薬師寺のあった場所に範頼の菩提のため鎌倉時代に範頼の戒名に因み、太寧寺が開かれました。
昭和18年に横須賀海軍航空隊の追浜飛行場拡張のため、現在の片吹に移転しました。
アクセス:横浜市金沢区片吹61-5
京急「金沢文庫駅」より徒歩15分
・・・詳細:太寧寺
畠山重忠のゆかりの地
東光禅寺
畠山重忠の開基により、弘安5年(1282)建長寺第六世大興禅師を請じて開山したと寺伝にあります。本尊は重忠の念持仏であった薬師如来で、脇仏は左に日光、右に月光の二菩薩、さらに、十二神将を従えています。境内には、畠山重忠の供養塔があります。
アクセス:横浜市金沢区釜利谷南2-40-8
京急「金沢文庫駅」西口よりバス「白山道」または「白山道公園」下車徒歩5分
・・・詳細:東光禅寺
上総介広常のゆかりの地
上総介塔
上総介広常は坂東随一の大豪族的領主で、治承4年(1180)、2万の兵を率いて頼朝の軍営に参集し、その強力な武力によって鎌倉幕府の樹立に大きく貢献しました。
しかし、頼朝に態度が悪いと思われ、梶原景時に首を切られました。「太刀洗の水」(鎌倉市)はその時の血刀を洗った水といわれています。
アクセス:京急・シーサイドライン「金沢八景駅」よりバス「朝比奈」下車すぐ
和田義盛のゆかりの地
朝夷奈切通
和田義盛の三男・朝夷奈三郎義秀が一晩で切り開いたという伝説から、この名がついています。和田一族滅亡後、鎌倉幕府がこの峠道の開削にかかり、執権北条泰時は自ら現場に出て監督をしたといわれています。
この道が開かれると、江戸の内海や北からの物資は六浦から鎌倉に輸送しやすくなりました。また金沢は幕末に至るまで塩の産地であり、十二所の光触寺にある塩なめ地蔵は、かつて金沢の塩売りがこの峠を越えて鎌倉に商いに出るとき、お初穂の塩を供えたといわれています。
朝夷奈切通は鎌倉切通の1つで、国の指定史跡になっています。
アクセス:京急・シーサイドライン「金沢八景駅」よりバス「朝比奈」下車徒歩5分
・・・詳細:朝夷奈切通し(朝比奈切通し)
金沢北条氏一門のゆかりの地
称名寺
金沢北条氏一門の菩提寺。鎌倉幕府の要人・北条実時が六浦荘金沢の屋敷内に建てた持仏堂が起源とされます。実時の孫・貞顕の時代に阿字ヶ池を中心に中之島・反橋・平橋を配した「浄土庭園」が完成しました。
春の桜、初夏の黄菖蒲、秋の紅葉と四季折々の景観が美しく訪れる人の憩いの場所となっており、毎年5月初めに境内で薪能が開演されます。
アクセス:横浜市金沢区金沢町212-1
京急「金沢文庫駅」より徒歩12分 シーサイドライン「海の公園南口駅」または「海の公園柴口駅」より徒歩10分
・・・詳細:称名寺
県立金沢文庫
称名寺と小山を隔てた場所に造られたとされる、最古の武家文庫で、歴代の金沢北条氏が収集した文書・記録・和漢の典籍が保管されていました。昭和5年に神奈川県によって復興され、平成2年に中世の歴史博物館として現在の場所に建てられました。
館内には、数々の国宝・重要文化財の絵画・古文書等の外に、1階奥に称名寺金堂の内部が復元されています。
アクセス:横浜市金沢区金沢町142
京急「金沢文庫駅」より徒歩12分 シーサイドライン「海の公園南口駅」または「海の公園柴口駅」より徒歩10分
・・・詳細:県立金沢文庫
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鎌倉殿×横浜金沢:リーフレットは下記よりダウンロード出来ます!
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【関連サイト】
横浜市金沢区おすすめコース
横浜観光情報
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鎌倉殿×13人の御家人たち「ゆかりの地」めぐり(神奈川観光情報)
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「鎌倉殿」と伊勢原の文化財
(伊勢原市役所)
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