県立金沢文庫 | ||||||||||||
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企画展 江戸刷リ物品定メ ~二代目金沢文庫長の秘策~ 今から90年前に開館した神奈川県立金沢文庫は、初代文庫長関靖と、神奈川県初の司書熊原政男の二人の専門職員によってはじめられました。 開館当初の「精神文化の育成」という設立目的は、第二次世界大戦中、戦意高揚に利用され、戦後の金沢文庫は難しい局面を迎えます。このとき二代目文庫長に就任した熊原は、郷土意識を盛り立て戦後復興の原動力とする活動を積極的にして、危機を乗り切るという「秘策」を繰り出します。開館以来収集してきた近世の版本類を、絵図・地図、金沢八景、徒然草といったテーマのもとにコレクション化して、神奈川県近郊の催事場に出開帳し、関連書籍を出版して、金沢文庫をおおいにアピールしたのです。 本展示では、二代目金沢文庫長が品定めした江戸時代の刷り物によって、神奈川県立金沢文庫のはじまりの物語を紡ぎます。
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