知足山(ちそくざん) 龍華寺(りゅうげじ) (真言宗御室派)
源頼朝が瀬戸神社を建立した後、文覚上人と共に瀬戸神社の別当寺として六浦山中に建てた「浄願寺(じょうがんじ)」が始まりといわれています。
その後、戦乱や火災で浄願寺の伽藍が荒廃したため、明応8年(1499)融弁(ゆうべん)上人が、兼務していた光徳寺と合併し、当地に移築、龍華寺となりました。
800年以上の歴史を持つお寺だけに、貴重な宝物が所蔵されています。
また、牡丹などの花の寺としても知られます。
脱活乾漆造(だっかつかんしつづくり)の菩薩座像:
天平時代の作と思われ、東海地方以東、初めて発見されました。(平成10年)
梵鐘:
天文10年(1541)の銘がありますが、鎌倉時代後期の作ではないかと思われます。
永島家一族の墓:
金沢で新田開発に尽力した歴代の墓があります。
地蔵堂とまわり地蔵:
山門横の立派な建物は地蔵堂で、中には約500年前、地元洲崎の村人の浄財によって造られた、高さ76センチメートルの寄せ木造りの地蔵菩薩座像と、約150年前、海岸に打ち上げられていた、身の丈17センチメートルの「まわり地蔵」が祀られています。
この小さな地蔵はかっては厨子に入れられ、3日ごとに村の家々を回って拝まれていたそうです。
本尊:大日如来(だいにちにょらい)
開山:文覚上人(もんがくしょうにん)
創建:文治年中
開基:源頼朝(みなもとよりとも)
住所 | 〒236-0028 神奈川県横浜市金沢区洲崎9-31 |
電話番号 | 045-701-6705 |
最寄駅 | 京急線「金沢八景駅」より徒歩7分 |
拝観時間 | 9~17時 |
拝観料 | 境内自由 |
ホームページ | ホームページ |
安立寺
日蓮上人が下総から鎌倉に渡るとき、下総中山の城主の富木常忍公(ときつねのぶこう)(後の中山法華経寺開山:日常上人)と船中で問答を行い、船がこの金沢に着くと修験行者悟明(ごみょう)の庵に来られました。
悟明はこの問答を聞いて、日蓮聖人に帰依、「安立院日悟」となり、この寺を開きました。
・・・詳細;安立寺
鰻松
金沢八景駅から瀬戸橋を渡り、龍華寺の手前にある鰻屋さん。
明治創業の趣きのある日本家屋は、かつては伊藤博文公も訪れたという老舗で、今も横浜ベイスターズの選手や有名人も訪れるとか
「うなぎ百選会」の会員店でもあります。
・・・詳細;鰻松